国の工事の入札参加資格【令和9・10年度】パスワードは12月28日まで【熊本】

国の工事の入札参加資格【令和9・10年度】パスワードは12月28日まで【熊本】 経審・公共工事

九州地方整備局や農政局、防衛省、西日本高速道路などが発注する工事の入札に参加するには、国の機関ごとの「競争参加資格」が要ります。令和9・10年度(2027・2028年度)の分は、インターネット一元受付で、令和8年(2026年)11月2日から受付が始まります。

一元受付は、1つの申請データで参加している23の機関すべてに申請できる仕組みです。便利な反面、期限が手続きごとに分かれていて、いちばん早いパスワード発行申請は令和8年12月28日(月)17時までです。ここを落とすと、インターネットでの申請そのものができなくなります。

この記事では、国土交通省の「申請書作成の手引き《建設工事》」(令和8年10月27日更新)をもとに、期限・申請できる会社の条件・今回から変わった納税証明書の扱いをまとめました。

この記事のポイント

  • 令和9・10年度の定期受付は、インターネット一元受付で令和8年11月2日から令和9年1月15日まで
  • パスワード発行申請は令和8年12月28日(月)17時まで。前回のパスワードは使えません
  • 一元受付で申請できるのは、建設業許可と経審を受けていて、経審の審査基準日が令和7年6月16日以降の会社です
  • 今回から「納税証明書(その2)」の提出が必須になりました。その3等は送信日の3か月前までのものを使います
  • 資格を取った後の変更届は一元化されていません。登録した機関ごとに出します

期限は5つ。いちばん早いのは12月28日のパスワード

国の競争参加資格のインターネット一元受付の、手続きごとの期限をまとめた表

手引きには、手続きごとの受付期間が次のように書かれています。

手続き受付期間
パスワード発行申請令和8年11月2日(月)〜12月28日(月)
納税証明書等の送信令和8年11月2日(月)〜令和9年1月15日(金)
申請書データの作成令和8年11月2日(月)〜令和9年1月15日(金)
申請書データの受付令和8年12月1日(火)〜令和9年1月15日(金)
委任状の送信(代理人が申請する場合)令和8年11月2日(月)〜12月28日(月)

システムが動いているのは平日の9時から17時までです。土日・祝日と年末年始(12月29日〜1月3日)は止まっています。手引きは、このうち1つでも期限内に行われないと申請が正常に受理されないとしています。とくにパスワードは、必ず12月28日(月)17時までに申し込みを終えるよう求められています。

前回(令和7・8年度)に使ったパスワードは使えません。前回も一元受付で申請した会社も、新しくパスワード発行申請からやり直します。

申請できる会社|経審の審査基準日が令和7年6月16日以降

インターネット一元受付で申請できる会社の条件(建設業許可・経審・審査基準日)

インターネット方式で申請できないのは、次のどちらかに当たる場合です。

  1. 建設業許可と経営事項審査を受けていない
  2. 経営事項審査の審査基準日が令和7年6月16日以降のものでない

経審の結果通知書(総合評定値通知書)が複数ある場合は、そのうち最新のものが使われます。審査基準日はほとんどの会社で決算日なので、決算日が令和7年6月16日以降の経審(月末決算なら令和7年6月決算から)を受けていれば、条件は満たしています。

注意したいのは、新しい経審の結果が届いた直後です。手引きには、通知書のデータがシステムに反映されるまで約2週間程度のずれがあり、その間は申請書データを送ってもエラーになると書かれています。12月28日までに最新の通知書が届いているのにエラーになる場合は、令和9年1月8日までにヘルプデスクに電話します。間に合わなければ、インターネットでは申請できず、各機関が別に定める方法か、随時受付での申請になります。

今回から納税証明書(その2)が必須に

国の競争参加資格で送信する納税証明書(その2とその3等)の違い

納税証明書は、システムでPDFか電子納税証明書(XML)を送信します。送らないと、申請書データは受け付けてもらえません。令和9・10年度から、次の2種類になりました。

証明書何の証明か(法人の場合)注意
納税証明書(その2)法人税の所得金額今回から提出が必須
納税証明書(その3等)法人税と消費税及び地方消費税に未納が無いこと証明年月日が送信日の3か月前までのもの

その3等は、3か月より前のものを送ると「不受理」になり、取り直しになります。「未納の税額はありません」という証明内容が書かれているかも確かめます。手引きは、県民税や法人事業税の証明とは違うことにも注意を促しています。

納税証明書は、e-Taxでオンラインで請求できます(スマートフォンからも使えます)。電子納税証明書のPDFやXMLで受け取れば、期限内なら何度でも使えます。

申請の流れ

パスワード発行から申請書データの送信までの流れ

おおまかな順番は次のとおりです。

  1. インターネット一元受付の専用ホームページ(11月2日開設。入口は国土交通省の実施ページに載ります)で、パスワード発行申請(利用者登録)をする。確認メールのURLから本登録を済ませる(12月28日17時まで)
  2. 納税証明書(その2・その3等)を取り、システムで送信する
  3. 申請書データを作り、12月1日以降に送信する(1月15日まで)。行政書士などの代理人が申請する場合は、委任状も12月28日までに送信する
  4. 受付期間内(1月15日まで)は、申請書データの削除や再申請、内容の修正ができる

1月15日を過ぎると、申請内容は修正できなくなります。その後の変更は、次の節の変更届で出します。

資格を取った後|変更届は機関ごとに出す

国の競争参加資格の変更届は一元化されておらず登録した機関ごとに出すことを示す図

一元受付で一度に申請できても、資格を取った後の変更届は一元化されていません。 手引きには「インターネットによる一元的な変更届の受付はしておりません」とあり、届出が必要な事由も方法も機関ごとに違います。商号や代表者が変わったときは、登録した機関それぞれに、その機関の定める方法で変更届を出します。登録する機関を増やすほど、この手間も増えます。

手引きは、一度申請した資格審査の書類は修正できず、インターネット方式に限って1月15日までなら例外的に修正できる、としています。令和9・10年度の資格の有効期間は令和11年3月31日までです。

申請を取り下げると、同じ有効期間の間は同じ資格に再度申請できません。

よくある質問

12月28日を過ぎたら国の工事の資格はもう取れないかという質問への答え

12月28日を過ぎたら、もう国の工事の資格は取れませんか

インターネットでの定期受付には申請できなくなります。その場合は、各機関が別に定める方法で申請するか、定期受付の後の随時受付(インターネットによる受付は無し)で申請することになります。随時受付の資格認定日は、定期受付の認定日より後になります。

熊本県や熊本市の資格を持っていれば、国の工事にも出られますか

出られません。国の機関の競争参加資格は、熊本県・熊本市の入札参加資格とは別の制度です。熊本県(令和8年12月18日まで)、熊本市(令和9年1月29日必着まで)とは受付期間も出し方も違います。

どの機関に申請するかは、どう決めればいいですか

一元受付に参加しているのは、国土交通省の地方整備局、農林水産省の地方農政局、防衛省、西日本高速道路株式会社など23機関です。1つのデータで複数の機関に申請できますが、登録した機関ごとに変更届が要ります。実際に入札に参加しそうな機関に絞って選ぶのがおすすめです。

物品や役務の「全省庁統一資格」とは違いますか

違います。この記事の一元受付は、建設工事(と測量・建設コンサルタント等業務)の定期受付です。物品の製造・販売や役務の提供の資格は、別の制度で受け付けています。

出典・参考

まとめ

  • 国の23機関の建設工事の競争参加資格(令和9・10年度)は、インターネット一元受付で1回の申請で出せます
  • いちばん早い期限はパスワード発行申請の令和8年12月28日(月)17時。前回のパスワードは使えません
  • 申請書データの受付は12月1日から令和9年1月15日まで。経審の審査基準日は令和7年6月16日以降が条件です
  • 今回から納税証明書(その2)が必須。その3等は送信日の3か月前までのものを使います
  • 資格を取った後の変更届は、登録した機関ごとに出します

国の工事の資格申請も、当法人にご相談ください

ノーサイド行政書士法人は、熊本の建設業許可・経営事項審査・入札参加資格申請を支援している行政書士法人です。

  • パスワード発行申請から申請書データの送信まで、代理申請でお手伝いします
  • 熊本県・熊本市・国の資格を、決算月と経審の時期から1つの日程にまとめます
  • 登録した機関ごとの変更届も、まとめてお受けしています

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